レッサーパンダ脱走対策に400万円

神戸市立王子動物園で、展示スペースから何度も脱走に成功したレッサーパンダの雌のミンファと、飼育員の攻防戦が続いているようだ。園側は仕切り板を増強してきたが、ミンファはそのたびに突破し、飼育員監視のもとで公開される異例の事態が続いているとのこと。新年度には約400万円を投入し、新タイプの仕切りの導入を決めたそうだ。
ミンファは昨年3月に繁殖のために福井県の鯖江市西山動物園からやってきた。最初に脱走に成功したのは来園5日後の公開初日。獣舎から出されたミンファは雄のガイヤの展示スペースとの間を仕切る高さ1メートルのアクリル板を、枠のゴム部分をよじ登って楽々と乗り越え、飼育員らを驚かせたそうだ。園側は急遽、塗装などで表面を滑らかにした高さ約50センチのべニア板をアクリル板の上に継ぎ足したが、これも簡単に乗り越えられてしまった。昨年3月末には、ベニヤ板が反りかえるよう角度をつけた「ミンファ返し」を設置したが、ミンファは塗装のない板の断面に爪を器用にかけ、難なくよじ登ってしまった。
ミンファには実は西山動物園でも高さ2メートルのコンクリート塀を登って脱走し、2日後に捕獲されたという前科があるそうだ。現在は午後9時から午後5時まで公開時間中、脱走する気配がないか展示スペースを飼育員が監視している状態だそうだ。市は27年度予算で約400万円を計上し、アクリル板よりも表面が滑らかなポリカーボネート樹脂を使った新しい仕切り板に取り換えることを決めたそうだ。完成予定は来年1~2月とのことだが、飼育員の間ではさっそく「ミンファの壁」と呼ばれているようだ。
これでこの脱走劇に終止符が打たれることになるのだろうか…。

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